雨降ってよし、晴れてよし、雲の上は青空、晴雨共に晴天と笑おう
個人レベルでいろいろできるようになった今
受け手側、もてなされる側の器量も必要
ある特定の一点を封じ込めれば、どうにかなると思っている現代の風潮を的確に言い表しているように思う。あるひとつの事象の欠点だけをあげつらい、それを悪に仕立て上げ、その結果が八方塞がりで身動きが取れない状態が、まさに今ではないだろうか?心理カウンセリングだの人権が差別がなどと教育するよりも、古書を紐解き歴史を学ばせることの方が、人はしっかりと自立自存できると思う。「論語と算盤」で渋沢栄一はそのことを教えているように思う。
渋沢栄一は言う。「智」の欠点を補うのが「情」であり「意」であると、つまりそれらを備える人のあり方次第でどうにでもなるということなんだと理解する。「情」だけに訴えるだけでは、世は混乱する。「智」に頼るだけでは、世は疲弊する。「意」だけでどうにかなると思う筋肉バカでは、周囲は振り回されるだけである。
ネットでいろいろと便利になった。しかし、安易な発信、肝心なところが抜けている発信が多いことも否めない・・・そして混乱。そういう事象も増えてきた。便利かと思いきや面倒くささも浮き彫りになってきたように思う。国レベルではインテリジェンス機関の必要性重要性が叫ばれるようになったが、これだけネット利用が個人にも広がると個人レベルでもインテリジェンス戦略、広報戦略をしっかりと考えた発信の必要性があるのと同時に受け手側の器量も問われる時代になってきたように思う。
これをもっと深く考えてみたら、先々どうなるのかを想像してみてほしい。
「おもてなしとは、もてなす側だけでなく、もてなされる側の器量も問われる。両者の器量があってこそ、もてなしが成立する。」という禅僧の言葉を思い出す。
広報戦略と言っても、別に特別なことをやる必要性は今のところはない。なぜなら、当たり前のことを踏まえていない発信ばかりだからである。まずは、基本・常識をしっかり押さえた発信を心がければいいだけのこと、それだけで他者よりも頭ひとつ抜け出せる。まあ、大体のことはすべてそこなんですけどね。
そして、初夏という季節で思うこと
今朝は、 美味しいニンジンケーキと珈琲をいただきながら、ネットでいろいろ調べものをしていて、そんなことに思いを馳せた。
そして、作業テーブルに常備している「論語と算盤」、「学問のすすめ」、「万葉集」をパラパラと捲りたくなった。「智」と「情」についての知恵が詰まった書籍たちである。日本人であるならば、この3冊は押さえておきたい書籍たちである。
そこに、 真っ当に作られた美味しいケーキと珈琲があれば、「智」と「情」は無限に広がり、深々とした感謝の気持ちが湧き上がってくる。
季節柄、暑かったり寒かったりと毎日目まぐるしい・・・そんな初夏の季節である
「春過ぎて 夏来たるらし 白栲の 衣干したり 天の香具山(持統天皇)」
「雨降ってよし、晴れてよし、雲の上は青空、晴雨共に晴天と笑おう」
雨が降ったら、雨を愉しめばいい。雨の日にしか観ることのできない美しい風景もある。風が強かったら、読書でもしよう、映画でも観よう。晴れたら外に出て陽の光を思いっきり浴びて畑仕事に精を出そう。情の力を存分に発揮して、与えられたものを存分に愉しむ。そんな習慣を身に付けたい。
そんな習慣が身に付いたら、きっと毎日が素敵になるに違いない。
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今日も笑顔で素敵な1日を♫